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茶道タイトル

折り紙イメージ
折り紙を楽しむ



全員が参加できる、折り紙作り

全員の方々に兜、風船、鶴などを折っていただき、できあがった作品は
お土産としてお持ち帰りいただきます。

折り紙順番1

こちらでご用意させていただいた
折り紙の中からお好きな
色を選んでいただき、
課題の折り紙を作ります

折り紙体験順番2

折り方はインストラクターが
丁寧に説明しながら
進めますので、初めての方でも
安心して楽しんでいただけます

折り紙体験順番3

次第にカタチが出来てきます

折り紙体験順番4

そして完成!
できあがった折り紙は
記念にお持ち帰りいただけます


 

 

 

折り紙の話


 折紙は一枚の紙から動物や植物その他様々な物を折り上げる日本特有の芸術の一つです。
 折紙はもともと儀式のための道具でした。祭政一致だった古代の神祭りなどで、神が依りつく依り代(よりしろ)として、また禊(みそぎ)や祓い(はら い)を受ける人間の形代(かたしろ)として作り出されました。ひな祭りのひな人形も本来は禊ぎのための人形(ひとがた)だったものが江戸時代になって現在のよ うなひな人形に変化しました。このような祈りや占いに用いられた折紙に、我々の祖先は日本独特な美意識や中国から渡来した陰陽思想を加え、神祭りの儀式のため の折紙から贈答儀礼のための折形へと変化させ、現在に伝わる折紙の形を編み出しました。
 贈答の際になくてはならないものとして、折紙を社会に定着させたの は、小笠原氏を始めとする室町から江戸時代の武家故実家(故実家 とは、古くから伝わる礼儀作法や儀式、法令などを調べ、それを伝える役目を 持つ役職)たちで、室町時代にはすでに四十数種の折紙が完成され、小笠原流として伝えられています。

折り紙1

 江戸時代のお雛さま(立ちおびな、めびな)
きもの着付け順番2

  代表的な現代の折り紙(兜、紙風船、鶴)

 江戸中期になると和紙の生産が急速に発達し、町方にも日常、和紙に包んで手渡す習慣が普及する。江戸末期には折形は総数四百とも五百ともいわれる種類が あったと伝えられています。昭和の初め頃までは日本の家庭では和紙が常備され、和紙に包んで贈り物をする習慣が続いていました。このように折り紙の起源はかつては生活と密 接に関わっていました。
 現在では子供の遊びとして家庭や学校で、色とりどりの四角い折紙から鶴、亀、船、花、風船など、色々な形を作って楽しまれています。
 古くは、おひな様をはじめ人物を折り上げる「古典折紙」、現在でも親から子、子から孫へと伝えられる「伝承折紙」又最近では文化的、芸術的意義を認識 し、技術的、美術工芸的な創作折紙も数多く発表されている。世界中に現代折紙作家が次々誕生しています。

出典
●古典折紙 佐久間八重女 平凡社
●図解小笠原流礼法入門 日本文芸社